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Home >  みつかわ病院ブログ >  下剤に頼らない自然排便の試み

下剤に頼らない自然排便の試み


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当院では患者様へ提供するケアの質の向上を目的として、毎年各部署における院内研究が行われています。1病棟の今年度の研究のテーマは「温罨法、腹部マッサージを行い下剤に頼らない自然排便の試み」でした。便秘の原因には様々な理由がありますが、その多くは腸の動き(蠕動運動)が低下することによって起きるものと考えられます。研究では腹部の温罨法(温めること)とマッサージを併用する方法で行いました。全体的な結果としては下剤や浣腸の使用回数が減り自然排便が増えましたが、離床の少ない患者様では腸の蠕動運動が増えても自然排便に至りませんでした。このことは今後の課題ですが、改めて自然排便への援助の大切さを認識して、研究の成果を日々のケアに活かしていきたいと考えています。